日本のバイク~カワサキ・ニンジャ250R~

カワサキ・ニンジャ250R(ニンジャにひゃくごじゅうアール)

川崎重工業が2008年4月から製造販売しているオートバイである。以下、本文中ではNinja 250Rと記述する。
近年、世界的に強まっている自動車排出ガス規制強化の波は日本の二輪車に対しても例外なくおよび、その結果として新たな排出ガス逆援助基準を満たさない軽二輪自動車は、継続生産車においては平成19年(2007年)9月1日以降の生産が不可能となってしまった。カワサキが従来から生産していた250ccのスポーツカテゴリに位置する車両は、いずれも基本設計が古いこともあり新たな排出ガス基準を通過することができず生産終了となることが発表され、カワサキの250ccスポーツは絶滅かと思われた。そんな矢先、2007年のパリショーにて、環境対応を謳った新たなyoutube250ccモデルとしてKLX250ならびにD-トラッカーXと同時に発表されたのが、このNinja 250Rである。

Ninja 250Rに搭載されるエンジンは248ccの水冷4ストローク並列2気筒DOHCであり、基本設計はGPX250RやZZR250などから脈々と続く息の長いシリーズであるが、改良点はシリンダーヘッド周りやカムチェーンテンショナなど非常に多岐に渡る。旧来のモデルから最も大きな変更点の一つとなったのが、キャブレターに代わるフューエルインジェクション (FI) の採用である。同じく排ガス規制対応のため搭載されたキャタライザーや、日本における厳しい騒音規制への適合などによる影響のためか、エンジンの出力値やトルクは同系列のエンジンを搭載していたZZR250よりも若干劣るものの、FI搭載によるスロットルレスポンスの向上やギア比の最適化など新設計による恩恵により、低回転域から回転数に比例してフラットに出力が増していくエンジン特性となっており、むしろ扱いやすくなったという声もある。
Ninja 250Rは当初税込みで49万8000円という販売価格であったが、これは生産をタイの現地法人で行うだけでなく、既存の車体構成や他車の部品を流用するなどして大幅にコストを低減させたことによるものだが、他社の250ccスクーターやNinjaの先代にあたるZZR250の最終型よりも廉価であったためユーザーから好感を得られた。
なお2009年モデルは価格改定が行われ、本体のみで49万8096円となっている。

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